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 2011.2.18発行. No65(毎週金曜日発行)

セイガンスピーク/アルファベンディ メールマガジン

Sagan Speak / Alphabendi   Newsletter

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     このメールは、これまで弊社とお名刺を交換又はメールアドレスを教えて頂いた学校関係者様にお送りしています。

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■ 今 週 の I N D E X

1.気になる最近のニュース

2.リンクインシステムの要素を取り入れた講師派遣提案

3.日本の中の不思議な英語表現(その48) 

4.スティーブン・オーストウィック自叙伝(第47話)

5.英作文コーナー(その39)

6.編集後記(メルマガ編集者らによる雑感コーナー)

 

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1.気になる最近のニュース

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■就活、親に心得 石川県内の大学指南

http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/H20110212103.htm

 

■約400人の学生が企業担当者と面談 やましん就職ガイダンス

http://yamagata-np.jp/news/201001/23/kj_2010012300379.php

 

■大学選びのポイントは教育力より「就職力」

http://sankei.jp.msn.com/life/news/110214/edc11021414340001-n1.htm

 

■高校無償化で私学は値上げ? 29都道府県で平均授業料増

http://sankei.jp.msn.com/life/news/110215/edc11021512290000-n1.htm

 

■小学校担任の68% 英語授業に「自信ない」

http://sankei.jp.msn.com/life/news/110215/edc11021517530003-n1.htm

 

■学力のすすめ:「部活で適応力と持久力をつけて」 日本クラフトフーズ社長・井上ゆかりさん

http://mainichi.jp/life/edu/news/20110215mog00m100028000c.html

 

■大学生:仕送り、80年代並み 親の収入減影響 食費、書籍代切り詰め−−生協調査

http://mainichi.jp/life/edu/archive/news/2011/02/20110215ddm041100192000c.html

 

■英語:小学校で教えるのは…「専門教員がよい」が7割超 ベネッセ、先生にアンケ

http://mainichi.jp/life/edu/archive/news/2011/02/20110216ddm012100049000c.html

 

■小中一貫の英語教育 成果

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/jijou/tiiki/20110120-OYT8T00266.htm

 

■高校生就職内定率77・9%、3・1ポイント増

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/syuukatsu/snews/20110216-OYT8T00207.htm

 

■「中堅進学高校」3校連携 科目多く敬遠 国公立大受験を支援(埼玉)

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news2/02/20110212-OYT1T00872.htm

 

■高校生の半数「読書ゼロ」(福島)

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news2/02/20110217-OYT1T00121.htm

 

■客室乗務員から校長に、「世界のこと伝えたい」新潟

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20110214-OYT8T00421.htm

 

■橋下カラーの大阪府予算案私立高無償化拡充、公立中給食に補助

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20110215-OYT8T00460.htm

 

■「幼保」「小」連携を強化宮城

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20110215-OYT8T00472.htm

 

■進学準備10万円支給、生活保護世帯の高校生支援熊本

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20110215-OYT8T00476.htm

 

■「中傷せず」「依存しない」ネット利用「岩美高宣言」鳥取

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20110215-OYT8T00478.htm

 

■小学校の必修英語やっぱり教員の6割「負担」

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20110215-OYT8T00715.htm

 

■公立高入試、前後期一本化を提言へ神奈川

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20110216-OYT8T00412.htm

 

■パソコン生かした授業、瞬時に情報共有・議論活発愛知

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20110217-OYT8T00384.htm

 

■LとRの違いもわかる、発音ソフト配備茨城

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20110217-OYT8T00409.htm

 

 

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       2.リンクインシステムの要素を取り入れた派遣提案

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 先般、ある私立中高一貫校様から「現在の外国人講師が担当する英会話授業に関するアンケート」

の結果を頂戴いたしました。

これは、英会話授業を受けている生徒全員に対してその有効性を調査するアンケートだったのですが、

「あなたはネイティブの英語教師の授業をどう思いますか?」という質問に対して、

生徒達は無記名アンケートにもかかわらず、学校や外国人講師に気兼ねしたのか、

概ね8割近くが好意的又は肯定的な回答をしており、残りの2割が否定的な回答をしていました。

この結果だけみれば、当該外国人英語講師の授業を変える必要性が感じられませんが、

肯定意見の中にも、潜在的な否定意見が存在するもあるものと見なし、

さらに何よりも、長年にわたって直接採用してきた外国人講師の授業の効果を見直す機会として

かような調査をしたそうです。

ちなみに今回の調査結果を踏まえて、

学校は3月で期限を迎える非常勤雇用契約の更新をしない旨を既に講師へ通達しているそうで、

そんなことから、弊社へ新たな講師の派遣の依頼をしていただいたという具合です。

そんな今回のアンケート結果を踏まえて、学校様と協議をしました結果、

現在の英会話授業に不満を持つ2割のグループへ何らかの対策を施せば、

理論的には英会話の授業満足度を100%に近づけられるはずという仮定の下、

その対策を弊社で講じることとなりました。

 

この2割の回答の中には、

単に英語が苦手であるというだけでの否定的意見や

講師個人の性格や身体的特徴に関する個人的な好き嫌いといった意見は無視し、

授業そのものの在り方に関する不満だけを純粋に抽出してみましたところ、

次のような諸点に集約することができました。

 

「意味が分からないまま、何となく当てられてそれに無難に答えているだけ、時間の無駄のような気がする。」

「授業の目的が分からない、今まで習った事を生かすことができない。」

「この授業を受けたからといって、絶対に英語は話せるようにならないと思う。」

「普段、ネイティブ講師と英語でもっと話したいけど、そんな機会が無い。」

「英語のゲームをしてくれても、ちっとも嬉しくないし、時間がもったいないので止めてほしい。」

 

弊社は、この調査結果を踏まえた授業の改善が求められておりますので、

その解決案は次の通りとなりました。

 

@「意味が分からないまま、何となく当てられてそれに無難に答えているだけ、時間の無駄のような気がする」

→この指摘は、オーラルコミュニケーションの授業の在り方に警鐘を鳴らす良い指摘だと思います。

英会話の授業といっても、50分の授業のうち正味40分が英会話練習といっても、

40人クラスであれば、1人あたり最大で1分しか喋れていませんし、例え20クラスであっても、

最大でも2分たらずです。

しかも、全員が均等に喋れる機会、つまり表現できる機会が与えられていない場合だってありえます。

ちなみにこの講師は、いままで特定の生徒しか当てていなかったそうで、

授業についていけない生徒や素行の悪い生徒へは、どうやら「当てつけ」として無視をしていたそうです。

確かに、授業の冒頭で、講師から当てられた生徒は、その後当てられる心配が無いので、

その後は、生徒は内職にふけるか、寝ていていたとアンケートで告白しております。

そこで、弊社の提案は、時間的な制約を考えて、とにかく英語で自己表現させることにし、

自分が喋れない時間は、「書く」ことで自己表現させることを提案しました。

 授業時間中の一部ではなく大部分を英語での自己表現に充てられれば、

生徒からの「時間の無駄」という誹りも免れるかもしれません。

 ましてや、各生徒の多様な「書く」表現を瞬時に正確に評価できるのは、

日本人教師よりも外国人講師の方が長けているのではないでしょうか?

 

A「授業の目的が分からない、今まで習った事を生かすことができない。」

→学校はこれまで、指導内容を講師任せにしていたそうです。

授業の目的は言うまでもなく、生徒の会話能力の向上であって、

講師も学校もその事は一致しているはずなのですが、

文科省指導要領の理念を知らないまま、講師は講師なりのやり方で指導する傾向が認められます。

そこで弊社の提案は、日本人の英語教師が行った授業をネイティブの授業で実践応用させると言うものです。

 生徒にとっては、前の時間で日本人の教師が教えた記憶がたどれるので、

 授業の目的、つまり、授業の意図するところが明確に理解できることになります。

 

 

B「この授業を受けたからといって、絶対に英語は話せるようにならないと思う。」

→これは実に手厳しい指摘です。よほど、この生徒はこの授業に憤慨しているのでしょうか。

では逆にこの生徒が、英語を話せるようになる授業とは一体どんな授業なのかを具体的に例示できるのか

どうかはさておき、はっきりしていることは、

この生徒は従来とは違うような英会話の授業を望んでいるという事実です。

そこで、弊社の提案は、全員の前でプレゼンテーション形式と定例化し

学習内容を自分の身の回りの事に置き換えて、

自分の現状の表現知識だけで発表させることとしました。

そのためにも、英会話の授業で求めている「話す」・「聞く」だけではなく、

「読む」・「書く」といった他の技能も加えた4技能の統合学習を取り入れる内容にしました。

特に「書く」という要素を加えることで、生徒は自身が話すべき内容を理論的に整理するとともに、

その場をやり過ごすだけの回答から、明日の回答につながるような糸口を自己発見させます。

具体的には、自分の考えを英作文として講師へ提出し添削を受けることで、

次回の発言機会に自信が持てるような機運を作ることが期待できます。

 

 

以上のような、弊社からの各提案ですが、実は弊社の「リンクインシステム」に基づいています。

学校様への改善案において、当該システムの部分的活用を提案しておるのですが、

その意味では究極的な提案とは、システム全体のご提案になるのかもしれません。

ともあれ、派遣講師のご提案を通しての学校様とのお話合いは、現場を知るための貴重な機会になっています。

今後も、学校様との二人三脚で、日本の英語教育を向上に貢献できるよう今後も努めてまいります。

 

 

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                     3.日本の中の不思議な英語表現(その47) 

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私たち日本人が外国へ訪れると、街の中で不思議で不適切な日本語に出会うことがありませんか?

同じように、外国人(この場合、英語のネイティブスピーカー等)が、

日本の街中で不思議で不適切な英語表現を見ることもあるのではないでしょうか? 

今回は、Samantha Tiara という日本の宝飾ブランドのジュエリー商品に添えられた「注意書き」です。

このブランドは、どちらかと言うと女性物バッグで大人気であるSamantha Thavasaの系列ブランドと

言った方が分かりやすいかもしれません。1994年に渋谷区青山で創業した新進気鋭のブランドですが、

「注意書き」の出来映えにも、若さゆえの甘さが有るのかもしれません。

 

 

 (日本文)

注 意

ご着用のよって、かゆみ・かぶれを生じる場合がありますので、皮膚に異常を感じたときはご着用を止めて

専門医にご相談下さい。激しい労働やスポーツをする時、就寝時や子供の世話をする時に、

身体に危害を及ぼす場合が有りますので、ジュエリーは外して下さい。またサウナのような高温の室内、

あるいはスキー場のような極寒では、火傷や凍傷の原因となる場合がありますので、着用しないでください。

 

 

 (併記されたその英語文)

   Caution

According to a constitution, a itchiness and a rush may be caused.

Please stop to use it and consult with the medical specialist

when you feel abnormalities for the skin.

Please remove a jewelry when you do hard acting,

do intense sports, sleep and when you are taking care the children

as the harm may be caused to the body.

And also, please do not wear a jewelry in the hot place like skiing area

as it may cause a burn and frostibite.

 

 

上記の英語版は、おそらくは、非ネイティブの方が一生懸命、辞書を片手に作ったものと推測されます。

もともとの日本語版には、日本特有の言いまわしや、

事故を未然に防ごうとする日本的な「ことなかれ主義」が垣間見えますが、

この直訳が時として、ネイティブスピーカーを困惑させることがあります。

この英語版には、数多くの文法的なミスもさることながら、文意をそのまま逐語訳すると、

この商品を購入したネイティブへ脅迫的な印象を与えてしまい、

大げさに言えば、アメリカでいうところの「権利章典」を侵害しているとの誹りも招きかねません。

本来の「使用上の注意」という目的を果たすだけなら、

むしろ、「あれはダメ、これはダメ」という命令的な表現よりは、

「使用を控えてもらう」ような意味合いで済ませるシンプルな訂正案を下記の通り考えてみました。

 

(訂正案)

In case of rash or itchiness, please refrain from wearing

and consult a medical specialist.

Please remove jewelry during intense exercise, while sleeping,

or when caring for children.

Also, avoid wearing jewelry in extreme heat or cold,

as it may be harmful to the body.

 

 

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4.スティーブン・オーストウィック自叙伝(第46話) 

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 弊社のスティーブン・オーストウィックによる自叙伝のコーナーですが、今回は、英国出張のため

休載させて頂きます。ご了承ください。

Stephen’s corner will take a break this week. Thank you for understanding.

 

  

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5.英作文コーナー(その37)

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■このコーナーでは、日常の学校で教職員の方が遭遇するかもしれないシーンにおける

スモールトークを英語で言えるように養成します。

このコーナーでは、問題文とその対訳を安易に併記する方法を廃しまして、

ご自身の今の英語力を駆使して悩みながら答えを紡ぎ出して頂くという手法を

採らせて頂きました。

故に各質問には、特定の模範回答を併記しておりません。

解答パターンは、読者様の数だけ存在しますし、様々な言い方が可能なので、

どうか気軽にご回答をお送り下さい。

なお、お送り頂いたご回答へは、弊社の外国人講師が丁寧に添削してメールで返信します。

このコーナーが皆様の英語力アップに貢献できれば幸いです。

 

 

●ご質問その1(問題文をクリックして自作回答をメールして下さい)

  「あなたの学校に勤務する外国人英語講師が、「グローバル経済で活躍できる人材を育てる効果的な方法の一つが海外留学だと思いますが、もっと学校は生徒に対して留学を奨励すべきではないでしょうか?留学先は費用の高い英語圏ではなく、英語を第二外国語にしているような東南アジア諸国でも全然構わないのではないでしょうか?何よりも円高でかなり費用が安くなるのではないでしょうか?」とあなたに質問してきました。英語でどう答えますか?

 

●ご質問その2(問題文をクリックして自作回答をメールして下さい)

「あなたの学校に勤務する外国人英語講師が、「一見すると企業内の英語の必要性は、優良大企業だけの問題に限られているような印象がありますが、実は成長性の乏しい国内のみの依存から脱し将来性のある海外市場に活路を見い出そうとしている中小零細企業の方が英語需要が旺盛であるという現実をどこまで学校の教員は持っているのでしょうか?国内市場だけで十分やっていけるだけの日本の私立校は、海外に活路を見出なくていい分、その認識が遅いような気がするのですが、遠い将来に、もしも生徒を海外から募集せざるをえない状況に陥った時、ようやくその事に気づくのでは遅いような気がするのですが、どう思いますか?」とあなたに質問してきました。英語でどう答えますか?

 

皆様からのご回答をお待ちしています。

 

 

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6.編集後記(メルマガ編集者らによる雑感コーナー)

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先日10日に、日本の誇る精密機器企業のうち主要7社が、

昨年10月〜12月期(3ヶ月分)の連結決算を発表しました。

企業によって明暗が分かれましたが、純利益が黒字回復したのは、

富士フィルムとニコンだけで、一方、キャノン、エプソン、コニカミノルタ、オリンパスは減益でした。

特にオリンパスは、デジタルカメラの不振と円高による海外利益の円換算が不利になったことから、

昨年同時期に比べて、78%もの純収益が減少しており、

その原因は、内視鏡事業は増収以上に、先進国向けのコンパクトカメラ事業の大苦戦が原因となっており、

会社自身も自社商品力の競争力の先進国顧客への訴求力の無さを潔く認めております。

そんなオリンパスが、決算発表と同じ日に、菊川社長が責任を取って退任し、

欧州法人社長の英国人・マイケル・ウッドフォード氏が本社の社長に昇格する人事を発表しました。

1919年の創業以来の初めて、外国人をトップに据える体制にすることで、

経営資源の集中と選択を進めつつ、しがらみにとらわれない外国人ならではの合理化を実行し、

同社の強みであり世界シェア7割を握る内視鏡事業(医療機器事業)を収益の柱に据えた

真の意味でのグローバル展開を一挙に加速させていくもとみられます。

このウッドフォード次期社長は、1981年に当時オリンパスが出資していた

英国内視鏡メーカーに営業職で入社した後、順調に実績を上げ、昇進を重ねながら、

2008年以降、欧州法人オリンパス・ヨーロッパ・ホールディングスの社長を務めてきました。

退任する菊川社長は記者会見の中で、ウッドフォード氏を後任に選んだ理由として、

「オリンパスが、本気でグローバル化に踏み出したというメッセージを世界に対して発信したかった。」

という説明するとともに、今後10年以内に社内公用語を英語とする方針をも

世界の報道記者の前で明らかにしています。

 それに呼応するように、ウッドフォード新社長も、

「欧州では文化や国籍の異なる組織や人材を束ねてきた」と実績をアピールし、

今後は、能力主義と結果重視の経営姿勢を進めることを示すとともに、

他国籍社員間のコミュニケーション手段としての英語の重要性を暗示するに至っております。

 

 ご存じのとおり、もはや国内経済だけでは生き延びられない日本企業にとって、

事業の主戦場が海外へシフトしていくことは、

日本人の好むと好まざるとに関わらず今や明らかであり、

 海外市場への依存が増すにつれて、

海外市場の不振は日本企業の経営を揺るがしかねなくなるでしょう。

オリンパスの今回の人事は、ただ単に不振の海外部門を立て直す目的としてだけではなく、

企業が日本の内外に対してグローバル化している姿勢を鮮明にするために、

思い切ってトップを有能な外国人へ変えたとみるべきでしょう。

おそらくこの手の手法は今後もっとほかの老舗日本企業でも増えていくと予想されます。

 もっとも、伝統ある日本企業がトップを外国人に委ねることに対して、

抵抗もあるでしょうし、そう簡単なハナシではないとも思われますが、

海外で実績を上げた優秀な外国人社員を、

本社の幹部・役員として登用しようとする人事の流れを誰も否定はできないでしょう。

その意味で、既にグローバル展開をしている企業、またはこれからしようとする企業にとって、

外国人上司がいる職場があたりまえとなる時代は、刻々と確実に近づいています。

その意味で、近い将来、グローバル企業への就職を目指すことになる

日本の学生の英語力向上を願って止みません。

 

 

 

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