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2010.7.16発行.No42(毎週金曜日発行)

株式会社 セイガンスピーク メールマガジン

Sagan Speak Co., Ltd  English  Educational  Newsletter

 

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  このメールは、これまでの弊社とお名刺を交換させて戴いた学校関係者様にお送りしています。

 

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■ 今 週 の I N D E X

1.気になる最近のニュース

2.リンクインシステムから派生した英作文講座が各学校で受け入れられる理由(その6)

3.日本の中の不思議な英語表現(その25) 

4.スティーブン・オーストウィック自叙伝(第25話)

5.英作文コーナー(その16)

6.編集後記(メルマガ編集者らによる雑感コーナー)

 

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1.気になる最近のニュース

 

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■「校長にマネジメント力必要」「採用も問題」先生の質巡り議論

http://www.asahi.com/edu/university/toretate/TKY201007090372.html

 

■「40人学級」中教審が引き下げ提言 小1は30人程度

http://www.asahi.com/edu/news/TKY201007120498.html

 

■「大学予算削らないで」 国立・私立大学団体が共同声明

http://www.asahi.com/edu/news/TKY201007140570.html

 

■「志願者数日本一」明大、受験料の増収分で特別奨学金

http://www.asahi.com/edu/news/TKY201007150358.html

 

■酒井法子さん入学の創造学園大「評価中止」 国認証の評価機関、書類未提出受け

http://sankei.jp.msn.com/life/education/100710/edc1007101401000-n1.htm

 

■創造学園大が評価料425万円未納 財政難否定、廃校は「論外」

http://sankei.jp.msn.com/life/education/100711/edc1007110905000-n1.htm

 

■【教育動向】「就活」の成果も大学に公開義務付けへ

http://sankei.jp.msn.com/life/education/100713/edc1007130152000-n1.htm

 

■教員増員や国庫負担率引き上げ検討求める 中教審分科会

http://sankei.jp.msn.com/life/education/100712/edc1007121421000-n1.htm

 

■少人数学級へ 教員増員や国庫負担率引き上げ検討求める 中教審分科会

http://sankei.jp.msn.com/life/education/100712/edc1007121921001-n1.htm

 

■交付金927億円削減「国の将来危うく」 国・私立大側が共同声明

http://sankei.jp.msn.com/life/education/100714/edc1007142358001-n1.htm

 

■秋田での挑戦 週20時間英語漬け  国際教養大

http://sankei.jp.msn.com/life/education/100715/edc1007150105000-n1.htm

国際教養大  http://www.aiu.ac.jp/japanese/

 

■【教育動向】教育費の充実まだまだ必要 白書で浮き彫り

http://sankei.jp.msn.com/life/education/100716/edc1007160220001-n1.htm

 

■競争原理 教職員にも高い要求 国際教養大

http://sankei.jp.msn.com/life/education/100716/edc1007160100000-n1.htm

 

新キャンパス:愛知の私大、都心回帰 学生確保に躍起

http://mainichi.jp/life/edu/news/20100716k0000m040163000c.html

 

匿名の奨学金

http://mainichi.jp/life/edu/archive/news/2010/07/20100710ddm013070021000c.html

 

中教審:小中35人学級へ 教育現場は歓迎 現状、地域格差大きく

http://mainichi.jp/life/edu/archive/news/2010/07/20100713ddm002100089000c.html

 

■「講師塾」教員志望者を確保

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/jijou/tiiki/20100713-OYT8T00606.htm

 

■芝の校庭、維持管理に住民が協力埼玉 

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20100716-OYT8T00223.htm

 

■帝京大、宇都宮に経済学部

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20100716-OYT8T00225.htm

 

■「国交付金減らさないで」 岩手大 民主県連に要望へ(岩手)

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news2/06/20100714-OYT1T01184.htm

 

 

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2.リンクインシステムから派生した英作文講座が各学校で受け入れられる理由(その6)

 

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弊社は外国人英語講師派遣業に加えまして、

日本人英語教愉の英語授業と外国人英語講師による英語授業とを機能的にリンクさせつつ、

英語の4技能(読む・書く・話す・聞く)をリンクさせた新しい英語授業システム「リンクインシステム」

を私立中学校様並びに高等学校様へ提唱をしておりますことは、既に皆様もご承知のとおりです。

 

過去5回にわたって、

リンクインシステムから派生させた英作文添削プログラム(エッセイ型英作文の添削講座)

を弊社で企画し、そのご紹介をしてまいりましたが、今回は、添削についてお話させて頂きます。

 

  

 これまで、弊社は日本人の英語教員が添削した英作文解答を多く見てきましたが、

かなり衝撃を受けています。

 というのも、弊社の添削基準からは考えられないような添削を見かけることが少なくないのです。

 

 ネイティブの目線では、ありえないような表現や用法が正解文として指導されていたり、

 致命的な生徒の表現ミスを見逃していたり、

ごく稀ですが、生徒の表現のままでも一応、ネイティブ目線では通じるにも関わらず、

訂正されてしまってことで返ってネイティブ目線では通じない表現になってしまっていることがあります。

 

どんなに流暢に日本語を話す外国人有識者でも、(漢字や文体特有の言い回しもあるせいかもしれませんが、)

日本語での文章作成能力は一般的に低いものです。

 

 

たとえ、日本人で自由自在に日本語を話し、十分な議論も可能であっても、

 文章を書くこととなると、必ずしも話す能力と同様の能力が備わっている訳ではありません。

 さらに、たとえ教員であっても作文は苦手、評価も苦手という方もいるかもしれませんし、

 仮に、いたとしても何ら不思議ではありません。

 

 外国人の場合とて同じことです。むしろ、日本人以上に文章の作成能力に個人差があるかもしれません。

その意味で、外国人講師であれば、誰もが添削ができると考えるのは、

外国人講師への盲信でしかありません。

 

 

 次回にもう少し、その辺の説明を致します。

 

 

 

 

 

 

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                     3.日本の中の不思議な英語表現(その25) 

 

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私たち日本人が外国へ訪れると、街の中で不思議で不適切な日本語に出会うことがありませんか?

同じように、外国人(この場合、英語のネイティブスピーカー等)が、

日本の街中で不思議で不適切な英語表現を見ることもあるのではないでしょうか? 

そんな事例をここで紹介いたします。 今回は2件です。

 

@ あるホテルのレストランのモーニングサービスで、バイキング形式でテーブルに置いてあった

デザート「やわらかミルクゼリー」の英語の案内板です。以下が英訳です。

 

They are gentleness or milk jellies.

 

それにしても、この英訳には絶句しました!

どうして、こんな英訳になったのか不明ですし、

ゼリーの名称(名詞)が、なぜ主語述語交じりの文章になっているのでしょうか?

 

おそらく、何か理由があるはずです。

しばらくの間、じっと「やわらかミルクゼリー」の案内板を見ているうちに、ある推理が働きました。

 

「やわら」+「か?」+「ミルクゼリー」・・・

こう分けて捉えれば、確かにこの英訳になるのかもしれません。

 

おそらく、ネットで翻訳サイトを安易に駆使した結果なのでしょう。

それにしても、こんなおかしな和訳に誰もが気付くべきでしたが、それも出来なかったようです。

これも日本国民としての英語力の弱さを表しているのかもしれません。

訂正案はこうなります。

 

Soft milk jelly.

 

 

 

A 山手線車内の吊り広告にNTTドコモの夏の新製品携帯のお知らせ広告を見つけました。その中に、

こんなキャッチコピーを見つけました。

 

Brand phones

 

日本の携帯電話の機能や通信規格は、世界的には特異な存在で、

対外的には「ガラパゴス化している」と揶揄されているのは皆様もご承知の通りです。

そんな特異な日本携帯会社の筆頭企業であるNTTドコモが、

今度は、自社の広告をガラパゴス化しようとしていてもいまさら驚くことはありませんが、

もしも、これから世界市場へ進出しようという気概があるならば、

世界で通用するような英語広告へと変えるべきでしょう。

日本を代表する優良企業が、英語の能力面でも世界から揶揄されるのは、

国民全体の恥になってしまうのは耐え難いハナシです。

それにしても不思議なのは、

この日本を代表する優良企業の社員は誰ひとり、この広告文のおかしさに気付かなかったのでしょうか? 

これも日本国民としても英語力の弱さを表しているのかもしれません。

訂正案はこうなります。

 

  Brand new phones!または、Brand name phones

 

 

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4.スティーブン・オーストウィック自叙伝(第25話) 

 

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毎回、講評連載中の弊社のスティーブン・オーストウィックによるコーナーです。

彼自身のこれまでの人生の歩みのほか、随筆、詩などを掲載しております。

 

You scribble around my doodle and I’ll doodle next to your scribble”

 

Doodling and scribbling on books at school can greatly affect our lives.

It can help to decide future husbands and wives.

It can help to shape who we are and what we become.

Because it helps us to express ourselves some.

But writing inside a school book about the lessons you have learnt.

Will help you create something better than a life less earnt.

 

“Stephen loves Janice and Sean for Julie”.

As well as, “I will always love you, truly.”

Adorned both front and back of my textbook covers.

With course language and crude pictures of lovers.

Exaggerated pictures of Male and female genitalia.

With all sorts of other bits of topical paraphernalia.  

And also names of famous people and countless others.

That really bothered my teacher Mr Corruthers.

 

He complained constantly about what was drawn and written on my books.

He once refused to mark them until I improved their looks.

Had I spent as much time on my studies.

As I did writing and drawing on the textbooks of my mate Woody’s.

I would have done a lot better.

At least I would have learned to write a poem like a poem.

And not like a letter. 

 

 

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5.英作文コーナー(その16)

 

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■このコーナーでは、日常の学校で教職員の方が遭遇するであろうシーンにおける

「とっさのひとこと」を英語で言えるように養成します。

 

もちろん読者様の中には、

英語科の先生方も多くいらっしゃるかと存じますが、是非ともご参加下さい。

 

ご承知の通り、市販の英会話の本の中には、

ネイティブスピーカーの目から見て、不適切な表現が少なくありません。

しかし、そうは言っても、日本人である私達がそれを見抜くのは容易ではないため、

本の中の例文を機械的に必死に覚えようとしてしまいます。

 

そもそも、実際に外国人と英会話をするためには、

英会話の本を読むだけ(暗記するだけ)では不十分であり、

実際に、会話(使用・応用)して、初めてモノにできると言えるでしょう。

またさらに言うと、単に使うだけもまだ不十分で、

間違ったり、忘れたり思い出したりが繰り返されて、初めて自分のモノになるのではないでしょうか? 

 

人はすぐに覚えたモノほど、直ぐに忘れるものですし、考えた数だけ記憶は増えますし、

苦労して覚えたものほど忘れにくいモノであることは、

これまでの皆様の学習経験からご承知の通りです。

 

従いまして、このコーナーでは、問題文とその対訳の安易な併記する方法を廃しまして、

とりあえずご自身の今の英語力を駆使して悩みながら答えを紡ぎ出して頂くという手法を

採らせて頂きました。

 

故に各質問には、特定の模範回答を用意しておりませんし、

その模範解答の紹介をし、その暗記を促すつもりもありません。

解答は、読者様の数だけ存在しますし、様々な言い方が可能なので、

どうか気軽にご回答をお送り下さい。

おそらくは、短くセンテンスで解答することも十分可能でしょうが、

せっかくですから、

是非、ご自身の英語表現力を試す意味で、

「冒険的な長めの英作文」に挑戦されることをお勧めいたします。

 

なお、お送り頂いたご回答へは、弊社の外国人講師が丁寧に添削してメールで返信します。

自分の文章がネイティブスピーカーによって添削されて、

違うカタチとして生まれ変わることは、なかなか愉しいものです。

他人の作った文章の丸暗記ではなく、

自分の文章が再認識こそが、本当に身に付く表現方法と言えるではないでしょうか?

 

このコーナーが皆様の英語力アップに貢献できれば幸いです。

 

 

●ご質問その1(問題文をクリックして自作回答をメールして下さい)

  あなたの学校に勤務する外国人英語講師が、「先週の参議院選挙で、与党民主党が過半数を割り、第三局である「みんなの党」が躍進しました。日本では、二大政党制は根付かないのでしょうか?あなたに質問してきましたあなたはどう答えますか?

 

 

●ご質問その2(問題文をクリックして自作回答をメールして下さい)

「あなたの学校に勤務する外国人英語講師サッカーワールドカップで活躍した、日本代表の本田圭祐選手の無回転シュートは、彼の履いていた黄色ミズノ製特注シューズのお陰だという意見があるけど本当のことですか?あなたに質問してきましたあなたはどう答えますか

 

最近、読者様から寄せられる回答の数が落ち込んでいます。暑さに負けず、ドシドシお送り下さい。

ある学校様で、このコーナーの題材を授業の中に取り入れられたやに聞いております。

確かに、流行ネタや時事ネタに関する英作文は、確かに生徒のウケも期待できそうですね。

皆様からのご回答をお待ちしています。

 

 

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6.編集後記(メルマガ編集者らによる雑感コーナー)

 

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■先週末、東京ビッグサイトで開催された

「教育・ITソリューション見本市」に行ってきました。

展示内容のほぼ半分が、電子黒板とその関連商品や器材だったような気がしますが、

これも現在のトレンドなのでしょう。

ご承知のとおり、電子黒板は大きく分けて3つのタイプがあります。

@従来の黒板にプロジェクターを使って投射する「ユニット型」

Aホワイトボードを使ってプロジェクター投射する「ボード型」

B液晶テレビのようなパネルが画像を直接表示する「一体型」

いずれのタイプにも共通しているのは、表示する教科書内容のデータを保存・整理しておくための

「パソコン」が絶対に必要になるということです。

 

大雑把な見方をすれば、一般企業では、社員ほぼ全員へパソコンが普及しています。

しかし、学校では普及は進んでいませんでしたので、

電子黒板の導入を契機に、

全ての教員へのパソコン普及が加速していくかもしれません。

 

もっとも、教員へのパソコン普及によって、

様々な諸問題(データ管理・セキュリティー対策・業務中のネットサーフィンなど)

も起こるかもしれませんが、

いずれ、将来、全教師が授業で電子黒板を扱うことになる以上、

それもやむを得ないことでしょう。

 

今回の見本市の出展企業の担当者のハナシによれば、

彼らは、電子黒板本体の販売のみならず、

その関連商品にビジネスチャンスを見出しており、

ゆくゆくは電子黒板を効率的に使う指導ソフトや支援ソフトの販売を始めているそうです。

 

この手のソフトについては、

確かに、指導力に自信のあるベテラン教員なら必要ないでしょうが、

指導が経験している若手教員やスキル不足の教員にとってみれば魅力的でかもしれませんし、

もしかすると、そうしたソフトは爆発的に普及するかもしれません。

そして、普及していけば、各教師間の指導格差が是正されていくという良い面ももたらされるでしょう。

しかし、その半面、

各教員の指導技術や手法に関しては、個性は埋没し、授業が画一化していく懸念があります。

 

もしも、電子黒板の画面がもたらす効率的で完璧な説明の中において、

生徒たちが、目の前で行われている授業に対して、

完璧で疑問の余地のないテレビ番組を見ているかのような錯覚を持つに至れば、

とかく受け身になりがち授業が、ますますその傾向を強めていくかもしれません。

 

文科省が誇らしげ主張する、

「これまでの授業よりも、思考を深める場面、子どもたちが活躍できる場面が増える。」

という導入の効果ですが、はたしてどうなのでしょうか?

 

「電子黒板は、従来の黒板よりも見やすくて、教師や生徒の板書の手間を省いてくれる便利な電気製品」

と手放しで迎合するのは、いささか単純かもしれません。

 

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